今日6月10日は入梅(にゅうばい)です。入梅は雑節のひとつで、太陽が黄経80度の点を通過する日を梅雨入りの目安として設けられた暦日です。今年は暦の上での梅雨入りと、気象庁による梅雨入り宣言とが重なり、関東甲信、北陸、東北南部で梅雨入りしたという発表がありました。
公園では、フサジュンサイ(別名:ハゴロモモ、または、カボンバ)の花が咲き始めました。この花が咲き始めると梅雨だな~と思います。
★ところで、今日は旧暦の皐月(5月)18日です。旧暦では皐月(5月)が梅雨の頃なのです。5月5日の鯉のぼりも、梅雨の雨空をコイが泳いでいるというのがホントの姿のようです。五月晴れというのも、本来は梅雨時に見られる晴れ間を意味していました。皐月(5月)の次は水無月(6月)。文字通り、梅雨が明けて雨(水)の無い天気の良い日が続く月となります。
ところが、今年は皐月(5月)と水無月(6月)の間に閏皐月というのがあるのです。旧暦は、月の運行を基準としているので一年が354日程度と太陽暦の365日より短く、それを調整する為に閏月なる、一年が13ヶ月ある年が19年に7度あるのです。今年はその19年に7度の年に当たり、皐月(5月)が2回あることになります(どの年に閏月がくるかということを説明し始めると長くなるので、それは別の機会に譲りますね)。
ここで疑問なのですが、皐月(5月)と水無月(6月)の間に閏皐月があるということは、いつもより30日ほど遅れて水無月(6月)がやってくるということです。ということは、梅雨が長引くということなのでしょうか? 旧暦と自然のリズムとの関係って、知れば知る程奥深いです。もっともっと極めたいな~って思ってます。
二十四節気では:芒種(ぼうしゅ)の初候
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