今日もあなたたちのおかげで、公園内を一周してこれだけのゴミが集まりました。
当公園は理解あるみなさまのおかげで、ゴミの少ない自然豊かな憩いの場所です。
ティッシュやお菓子の包装が落ちていたり、タバコの吸い殻が落ちていることはありますが、これらは風に飛ばされたり、うっかり捨ててしまうこともあるのでしょうがないことだと思います。
しかしながら、あなた方のやっていることがこれです。
せっかく憩いの場所を求めてきてくれた来園者に悲しい思いをさせるのは心が痛みます。
しかも、これらの大半は駐車場エリア側で見つかります。ここは保全エリアです。貴重な水生植物の生息場所であり、コイ科魚類にとっての生息・繁殖場所であり、ガンカモ類の採餌場所であり、ウグイスやオオヨシキリなどの鳥類の繁殖場所です。これ以上、みさき自然公園の生態系をこわすような真似は絶対にしないで下さい。
それだけではありません。これは一体なんですか
私には理解が出来ません。これらはみな資源ゴミです。なかには未使用のプリンターインクカートリッジも含まれていました。あなたたちには限りある資源を大切にしようという心がないのですか こうなってしまっては破砕ゴミとして処理するより他ありません。
お願いですから、二度とこのような真似はしないで下さい。そして、もう二度とみさき自然公園には来ないで下さい。そんなにゴミを捨てたいならゴミ捨て場やゴミ処理場に行かれたらどうですか すいません。少し言葉が過ぎました。
でも、みさき自然公園を愛する人達を代表しまして、どうかどうかこの気持ちを理解して下さい。
こういうヤカラが増えてきました。これこそが家庭の教育力・地域の教育力低下の産物でしょうね。
このゴミを捨てた者が、ヒトの親なんて考えられないのですが、これが現実って寂しい日本です。小生の子どもの頃なら、こんなこと地域でやったら、地域で生きていくなんてできなかったものです。
自分だけ良ければと思っているのでしょうが、そのしっぺ返しは自分に必ず戻ってくるのですが、このヤカラにはそれも分からないのですから困ったものです。
投稿情報: 草刈人 | 2010年2 月28日 (日) 20:23
草刈り人様、コメントありがとうございます。「しっぺ返し」という言葉で、私の敬愛する藤子・F・不二雄氏の代表作『ドラえもん』に出てくる「ひみつ道具」を思い出しました。
「持ち主シール」と「落とし物カムバックスプレー」というのがあって、どちらも捨てたゴミがその持ち主のところへ帰って行くという夢のような道具です。たまに、この道具が本当にあったらよいのに思うときがあります。
藤子氏がなくなった今でも、こどもたちの心にはドラえもんが生き続けていると信じていますが、大人になってしまうとドラえもんが心の中から消えてしまうのでしょうか?
私は『ドラえもん』から大切なことを学び、たまに読み返してこども心を大切にしています。『ドラえもん』全巻(大長編を含めて)が私のバイブルです。特に25年前の「ぼくたち地球人キャンペーン」は強烈なインパクトがあり、今の職業や草刈り人さんがよくご存じのような市民活動に携わっています。
草刈り人さんのコメントから、私の原点を思い返し、これからもこどもたちに夢を与えつつ、自然や人に思いやりを持てる人づくりに一生懸命に取り組んでいく勇気がわいてきました。
ありがとうございました。今後とも温かく見守っていて下さい。
投稿情報: みさき自然公園指導員 | 2010年2 月28日 (日) 22:36