このブログの中に度々出てくる七十二候とは、5日ごとの季節の変化を知らせる暦です。これは中国から日本に入ってきたもので、日本の気候風土に合わせてつくりなおされていますが科学的とは言えないかもしれません。また、地方によって若干の変更があったり、七十二候が生活の中に根ざしていた江戸時代でも、何回かの改暦をしていて定説というものはないようです。
このブログに記載している七十二候は、社団法人大阪南太平洋協会の「太陽太陰暦カレンダー」を参考にしています。この為、七十二候の内の、「桃始笑(ももはじめてわらう)」は3月10日、「桜始開(さくらはじめてひらく)」は3月25日となっているのが一般的なのですが、この順番をこのブログでは、「桜始開(さくらはじめてひらく)」を3月10日、桃始笑(ももはじめてわらう)」を3月25日と記載しています。2月の下旬から梅→桜→桃の順番に花がさいていくのでこちらの方が実際の季節の進み方に合致していると思ったからです。
ただ、みさき自然公園で桜の花が咲き始めるのは3月の下旬から4月の上旬にかけてです。南北に長い日本では、全国共通の暦というのは難しいということでしょうか。
「みさき自然公園にぴったりの暦をつくりたい。」「この暦を見れば公園の一年間の自然の移り変わりが分かるようにしたい。」という想いで、今年の旧暦正月(2月7日)から「わたしの暦」を読み始めました。
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