ヤブカンゾウの花が見頃です。この花については、以前、もっと増やしたいなと思って、種子がいつ出来るかと待ち望んでいたのですが、結局、種子が出来ずに種からヤブカンゾウを増やす計画がぽしゃってしまったというエピソードがあります。
今から思えば、ヤブカンゾウは八重咲きの花です。雄しべも雌しべも花びらのように進化してしまった種なので受粉はしません。受粉はしないということは種子も出来ないということに、何故、その時気づかなかったのかと、今更ながらに思います。
何れにせよ、何故、種子をつくるという機能を排除してまで、花びらを増やすということを選択したのかは、謎として残ったままの植物のひとつです。
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